タトゥーと就職

タトゥーにまつわる噂の一つに、タトゥーが入っていると就職できないというものがありますが、実際の所これは全くのデマというわけではありません。

公務員に属する職業はもちろん、食品を扱う会社であろうが製造業であろうが、新しい人材として雇うなら真面目なよく働いてくれる人間がいいと考えるのは、どんな企業だろうと一緒だからです

タトゥーの有無で真面目さが計れるのか否かという、その正確さは問題ではなく、一般的にタトゥーの存在は遊んでいるイメージや、もっと悪く非常識だとの印象を与えます。

生まれ持った肌を傷つけてまで求める個性を、肯定する認識が日本にはありません。かつて咎人にそのしるしとして彫った刺青が、タトゥーの在り方にいまだ影を落とし続けています。

茶髪やピアスなど、面接において第一印象がマイナスになるものは、タトゥーに限ったことではなくいくつもありますが、その中でも最大ランクのマイナスポイントがつくのがタトゥーです。

タトゥーがあると就職できないというよりは、タトゥーを入れていない人と比べて最初から大きく下げられたスタートとなるために、後から優秀なアピールをしても挽回ができないといった方が近いかもしれません。

他の就職希望者よりも圧倒的に高い能力を持ち、不真面目な人間のレッテルを返上するだけの言葉と態度を示せるなら、就職をもぎ取れる可能性はあります。現実的にはその可能性があまりにも低いので、就職できないとされているのです。

ただ胸や背中など服に隠れて、完全に見えない位置にタトゥーがある場合には、存在を知られなければ普通に面接は受けられます。タトゥーを彫っているかと直接的に質問されることは滅多にないので、嘘をつく必要もありません。

よってもう彫ってしまったどうしようもないタトゥーはそのままに、せめて見せびらかすような振る舞いはせず、ないものとして就職活動に挑んでいくのが正解です。その場合無事就職と相成った暁には、職場にいる限りずっと、けしてタトゥーを見せないように注意深く振る舞うことが大切です。